書評
しばらく前にTwitterで話題になっていた漫画、「アスカノ」こと、『明日、私は誰かのカノジョ』の5巻~9巻を読んだ。この巻(4章Knockin'on Heavens Door)は、女子大生の萌がぴえん系女子のゆあとの出会いをきっかけにホストにハマっていく様を描いている。…
文藝春秋に掲載された芥川賞「おいしいごはんが食べられますように」。ストーリーが面白いのもそうなんだけど、私は純文学は単独では何の意味もない文字という記号を組み合わせて何をつくるか(綺麗な景色をつくったり、読者の心を揺さぶったり)を楽しんで…
20代、30代の誰しもが思う「このままでいいのか」という焦り、でもそれをどう解決していいかわからない苦悶をうまく描いた作品。私自身、主人公のサクマと立場が同じで、いまの仕事をコツコツ積み重ねていっても、昇給や安定にはつながらないので、その焦り…
千正康裕『ブラック霞が関』読了。 普段読みっぱなしにすることが多いが、たまにはメモ代わりにブログに書いておきたい。 本書は元厚労官僚の著者が霞が関の労働状況と、それに対する処方箋を描いた本だ。人員は削減される一方で事務量は増え、キャリア官僚…