渡辺みちたか(自民党・新宿区議会議員)official blog

新宿のミッチー。新宿区議会議員(自民党)。1985年12月生まれ。「渡辺ミッチー」こと渡辺美智雄・元副総理の孫。慶応義塾高等学校・慶応義塾大学・同大学院卒業。中小企業勤務、国会議員秘書を経て新宿区議会議員(2期)。会派は自民党区議団。

開票の現場にて(参院選・感想その2)

こんばんは。新宿区議の渡辺みちたか(新宿のミッチー)です。

伯父のN国党に関する会見は、N国党の立花氏と渡辺喜美氏で会派を組み、会派名を「みんなの党」とする内容でした。思わぬ形でみんなの党が国会で復活しましたが、同党に思い入れがある方々にとってはネガティブサプライズでしょう。私もいい思いはしませんでした。さあ、この話はこれくらいにします。

さて、参議院選挙が終わって1週間がたちましたが、開票日の開票作業に立会人として出席をしたので記録を残しておきたいと思います。開票立会人は文字通り、開票作業に立ち合い、不正がなかったことや、疑問票などの処理について意見を述べることのできる役目です。各政党(政治団体)から立会人を出し、私は自民党を代表して出席いたしました。

圧巻の開票作業

新宿コズミックセンターの大きい体育館で、約500人の開票部隊が投票を締め切った後、20時45分から一斉に開票作業を行います。機械で自動化されている部分はあるものの、体育館を埋め尽くす500人の職員が超労働集約的な作業(票を箱からガサーっとだして、それを束にまとめたり、手に取って見て票を選別したり)をみると「電子投票も考える余地あるよな」、「衆院とのW選挙だったら2倍以上の作業だったんだな」とも思い、開票作業の物理的な作業の大変さを目の当たりにしました。

集計した票は500票の束にしてまとめられ、立会人の目の前に積まれていきます。これを手に取って、チェックすることができるのですが、ちょうど私の親指の長さと厚さがほぼ同じである500票の束を手に取ると、4月の区議選ではこの束で6つ分、私の名前を書いていただいたのかと票の重みを改めて感じました。

有効票・無効票のチェック

気づいたことをいくつか書きます。

比例代表で「国民民主党」と判断された票は新宿区で4210票ありましたが、実感として3分の1以上は「民主党」と略称を書いたものでした。開票のルール的には完全に国民民主党の票になるのですが、中には立憲民主党だと思って投じた方もいたのではないでしょうか(安倍総理の「民主党の枝野さん」という発言も大きく報道されたので影響しているはず)。だとすると国民民主の実際の支持はさらに低いものだった可能性があり、開票結果の票数をみても国民民主は完全に埋没したなと感じました。今後同党がばらばらになって野党再編が起こることも考えられます。

また、(白票も含めた)無効票も3000票近くありました。無効票の中には明らかに投票したい候補者がわかる票もあるのですが、「・」「☆」や枠を書いてあるもの(つまり余計なことを書いてある票)は無効票と判断されます。

たとえば「〇〇党 山田花子」と書いてあればギリギリ有効票ですが、「〇〇党 | 山田花子」、「〇〇党・山田花子」「・山田花子」、あるいは山田花子を〇で囲んだりする等は、票を書いた人を特定できると判断されるため無効票になります。せっかく投票所にきて、投票したにも関わらず無効票になるのは惜しく、無効票となるルールをもう少し周知できないか考えさせられました。

ニュースで続々と当落が決まって、一喜一憂の様子をみたり、当選の抱負を語るテレビをみるのも楽しいものですが、今回は開票の現場で貴重な経験をさせていただき、議会での活動に活かしてまいります。作業の終了は午前3時30分ごろでした。今年2回目の作業をした職員のみなさまもお疲れさまでした。