渡辺みちたか(自民党・新宿区議会議員)official blog

新宿のミッチー。新宿区議会議員(自民党)。1985年12月生まれ。「渡辺ミッチー」こと渡辺美智雄・元副総理の孫。慶応義塾高等学校・慶応義塾大学・同大学院卒業。中小企業勤務、国会議員秘書を経て新宿区議会議員(2期)。会派は自民党区議団。

新型コロナウイルス対策/緊急時の議員のあり方

こんばんは。新宿のミッチーこと渡辺みちたかです。

区議会の予算特別委員会で忙しく過ごしていました。予算も委員会を通過し、ひと段落です。

さて、世間では新型コロナウイルス一色ですね。国においても小中学校・高校一斉休校要請や、第二弾で発表したフリーランスを含む休業補償などの施策が打ち出され、テレビやネットでさまざま意見がされています。

「官邸主導」「ちぐはぐ」「足並みがあってない」という批判もありますが、私は現時点(3/11時点)では、感染をよく抑え込んでいると考えています。抑え込みについては、イタリアをはじめとするドイツ、フランスなどの欧州各国、おとなり韓国にくらべ感染者数でも表れているかと思います。もともと手洗いうがいをよくする習慣あり、それに加えて時に「やりすぎ」ともいえる施策がきいているのだと思っています。

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最近の報道や、ウェブでの反応を見ていると、つくづく、行政や政治の評価は難しいなと思います。

過去、リーマンショック後に聞いた問いを紹介します。

「もし、リーマンショックを回避できていたら、ブッシュ大統領(当時)は英雄になったか?」

みなさんはどう思いますか?

答えはNOです。なぜならば、リーマンショックが起きなければ、誰もブッシュの施策でリーマンショックを回避したということに気づかないからです。

今回も同様で、小中高の学校一斉休校をしなかったら、もしかすると学校をクラスターとして感染がおこってたかもしれないし、あるいは逆に、在校生は普通に授業をして、普通に進級・進学を迎えられていたかもしれません。真相はそれは誰も知りえないのです。

一方でそうした中で、評価をされるのが政治(行政)です。区におきましても補正予算を編成して独自のコロナウイルス対策を練っています。13日には議会に上がってくるかと思われます。

私は議員として、日々変わる情勢の中で次々と決断を下していく行政(区)を、要所要所でチェックしていきたいと思います。

 

※議員の中では「こういう時こそ議員は委員会などでしっかり行政の姿勢を問いただすべきだ」といわれる人もいますが、私は緊急時において議員は行政に必要以上に首を突っ込むべきではない、と思っています。緊急時に行政が議員対応にリソースを割かれてはいけないからです。緊急時は行政がしっかり対応して、議員は要所でチェックをする。それが議員の緊急時の在り方だと思っています。