渡辺みちたか(自民党・新宿区議会議員)official blog

新宿のミッチー。新宿区議会議員(自民党)。1985年12月生まれ。「渡辺ミッチー」こと渡辺美智雄・元副総理の孫。慶応義塾高等学校・慶応義塾大学・同大学院卒業。ベンチャー企業勤務、国会議員秘書を経て新宿区議会議員(2期)。区議会会派は自民・参政クラブ。

大麻草成分・CBDのはなし

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 アメリカやEU圏では大麻規制緩和が続いているが日本では依然規制がきびしい。一部の活動家が大麻の娯楽使用の合法化活動を行っているが、広がりを欠いている(私も興味がない)。ところで新宿はCBD製品があるお店やカフェ・バーがあり、日本で一番CBDを売っている街ではないだろうか。

 CBD(カンナビジオール)は大麻草から抽出した成分で、麻薬のような幻覚や精神作用を引き起こすことはなく、リラックス効果がある(といわれている)。幻覚成分がないので、日本でも合法で、どんなものが製品化されているかといえば、体に塗るオイルやクリーム、タバコ、クッキーやグミ、ドリンクなどがある。ニッチな製品なので店舗よりは主にはネットで取引されている。

 余談だが、ある県の公園の自動販売機にCBDドリンクが売っていて、ずいぶん攻めた管理者だなと思ったことがある。

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 CBDは薬物としてのルールがないので、一日の摂取量や製品の濃度に基準はなく、完全に自己責任で、このあたりはカフェインやお酒、たばこと同じような嗜好品である。

 ところで、CBD製品には同じ大麻由来の成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)が紛れ込むことがある。THCマリファナなどに含まれている幻覚を引き起こす成分で、THCが紛れ込んでいるCBD製品は「大麻」になって違法になる。これまでの麻薬取締法では規制が大麻草の部位で行われていてグレーだったが(それでもTHCが含まれたCBD製品は摘発されていた)、昨年12月に改正麻薬取締法が施行され、成分規制に移行し、それとあわせてCBD製品のTHC混入量許容量が明確化された。

 新宿区でも保健所で輸入食品の検査(添加物や残留農薬)などを行っており、基準が明確化されたのでCBDについてもぜひ監視を広げてもらいたい。

 新宿のコンビニにはカフェイン・アルギニンが含まれたエナジードリンクが山と売られていて、一方でCBDカフェもあり、興奮したいのかリラックスしたいのか相変わらずよくわからない街である。