渡辺みちたか(自民党・新宿区議会議員)official blog

新宿のミッチー。新宿区議会議員(自民党)。1985年12月生まれ。「渡辺ミッチー」こと渡辺美智雄・元副総理の孫。慶応義塾高等学校・慶応義塾大学・同大学院卒業。中小企業勤務、国会議員秘書を経て新宿区議会議員(2期)。会派は自民党区議団。

東京都知事選挙・都議補選 総括

こんにちは。新宿のミッチーこと渡辺みちたか(34)です。

昨日都知事選・都議選の投開票が行われ、小池百合子知事の続投が決まり、都議補選では4つの選挙区すべてで自民党公認候補が勝利しました。この結果、都議会では自民党が第二会派となりました。

**知事選の雑感

自民党が自主投票となる中、366万票をあつめて小池百合子知事が当選しました。NHK出口調査では「小池都政を評価する」が75%程度あり、コロナウィルス対策が評価された結果だったのではないでしょうか。(逆に、豊洲移転をめぐる一連の失政や、公約が全然達成されないことなんて評価にならないんだなと思いました。)

物足りなかったのが、維新推薦の小野泰輔候補。自民党推薦候補がいない中、一連のコロナ対策で吉村大阪知事の評判が高くなり、台風の目となるか?と思っていましたが、61万票で第4位でした。

維新は国政選挙で毎回60万前後の票をとるので、今回の環境で票を増やせなかったのは痛いですね。結局、維新旋風は関西方面で吹いても、箱根の山を越えるのは相当難しいことなんでしょう。

野党の宇都宮健児候補、山本太郎候補はそれぞれ84万票、65万票とこちらも各支援政党以外の支持をひろげられませんでした。山本太郎候補の人気もひと段落ですね。

**都議補選

大田区、北区、日野市、北多摩第三(調布市・狛江市)の4選挙区で行われた都議の補選はいずれも自民党の勝利でした。

次点以下をみると、知事選とは逆に維新の健闘が光る結果だったと思います。大田区では7万9000票あつめての次点(当選は11万票)。北区では3万4000票近くあつめて3位(当選は5万2000票)。両選挙区ともに維新都議の参議院鞍替えを受けての補欠選挙ですから、強いのは当たり前といえばそれまでなんですが、特筆すべき結果だったと思います。

一方、北区での都民ファーストの会公認の天風いぶき候補は、2万3000票での4位と伸びませんでした。来年の都議本選挙でも北区は定数3ですから、補選で4位という結果はかなり厳しい結果です。現職の都民ファーストの都議の方々からすると激震だと思います。

もともと、都議会議員は「なりやすくて、落ちやすい」なんて言われることもあり、風で受かって、風で落ちる傾向があります。小池知事も、来年に合わせて政局を打ってくる可能性もありますが、この調子だと都民ファーストの会は定数1~4の選挙区はかなり厳しそうです。

つづいて市部の補選結果です。北多摩第三は共産党都議の辞職(長男がわいせつで捕まった)、日野市は自民都議の死去にともなう補選でした。

調布・狛江(北多摩第三)は自民が6万5000票で勝ちましたが、共産公認候補と生活者ネット公認候補の得票を合わせると7万5000票となって自民を上回る結果です。前回、生活者ネットは候補者を出しませんでしたので、来年は出してくるということでしょう。

日野は共産新人との一騎打ちを1万票の差をつけ自民候補が当選。2月に日野市は財政非常事態宣言をしたので、財政規律のことも言わなければならない自民候補は大変だったと思います(共産党は財政なんて関係なしにサービス拡大を言う)。

来年の都議選の前哨戦ともいうべき補選でしたが、関係者のみなさまお疲れ様でした。