この時期はどこの区も第一回定例会が開かれている。この定例会中に豊島区、足立区の2区が、2050年までに温室効果ガス実質ゼロを目指すことを宣言した。
2019年12月に突如として東京都がゼロエミッション東京を発表し、国も昨年10月に菅総理が所信表明演説でゼロを目指すと宣言した。
都市圏の特別区では温室効果ガスゼロ(ゼロカーボン)宣言はなかなか難しい。なぜならどんなにCO2排出を削減してもゼロにはならないし、CO2吸収する森などがないので削減のプラスアルファの施策が区内で完結ができないからだ。(自然のある地域ではCO2排出削減とともに森林整備などでCO2をゼロにしていく。)
これまで東京23区では世田谷区、葛飾区がゼロカーボンを宣言していたが、今回、足立区に加えて池袋を有する都市部の豊島区が宣言したのは、勇気のある決断だったと思う。
私は当選以来、気候変動・地球温暖化についてライフワークとして取り組む覚悟で活動しており、今年2月には新宿区議会自民党内でこの課題についての勉強会を立ち上げた。新宿区でもぜひゼロカーボンの決断をしてほしいと思っているし、それができるように議会から後押しをしていく。
日本は民主主義の国であり、民主主義は「多数の支配」と定義される通り、数がものをいう。幸い自民党は新宿区議会では最大勢力なので、自民党をまとめ、提言ができれば区も重みをもって受け止めてもらえる立場だ。私としてもやりがいをもって活動している。この分野については積極的に勉強していきたい。
※情報等ぜひお教えください