渡辺みちたか(自民党・新宿区議会議員)official blog

新宿のミッチー。新宿区議会議員(自民党)。1985年12月生まれ。「渡辺ミッチー」こと渡辺美智雄・元副総理の孫。慶応義塾高等学校・慶応義塾大学・同大学院卒業。ベンチャー企業勤務、国会議員秘書を経て新宿区議会議員(2期)。区議会会派は自民・参政クラブ。

有効票・無効票・誰の票?

参院選では開票作業に立ち会いました。新宿区では有効票は16万5636票(98.47%)、無効票は2526票(1.53%)でした。

無効票の約半分1355票が白票、おそらく同様の意思である「ー」、「〆」のような記号だけの票が141票でした。

また、候補者じゃない人を書いたのが384票ありました。この中には、東京選挙区なのに比例候補の名前が書いてあるものが目立ちました。逆も沢山あったと聞いています。参院選は投票が少し難しいですね。あとは衆議院の議員や政党の党首とかもここに分類されます。

さて、開票時には、本当にごく一部ですが、「誰の票になるか」という疑念票が必ず発生します。これは開票立会人が意見をし、開票の責任者である開票管理者が最終決定をします。

例えば、「吉田さや」と書かれた票、これは参政党「さや」と思いきや、再生の道「吉田あや」候補の票になりました。吉田あやの一文字間違いという判定です。

また、「さら」と書かれた票、これはおなじ一文字違いの「きら」(共産党・吉良よし子)なのか、「さや」なのか判断不能ということで無効票になりました。

「たけちゃん」と書かれた票が1票だけありました。私はタケちゃんマン(?)がビラに書いてある武見票だろうと主張しましたが、「たけしま まさよし」候補もいるということであえなく無効票。

ちなみに、実務では立会人が少しでも意見を言おうものなら、サッと事務局のプロフェッショナルが走り寄って「これは公選法上~~」、「いついつの裁判の判決で~~」と説得……もとい、解説を始めるので、揉めに揉めて開票管理者が最終裁定する票、という評は1票もありませんでした。

テレビ報道での選挙の大勢は12時ごろには決しましたが、現場ではこうして票をひとつひとつ判定しており、開票作業は選挙区は2時ごろまで、比例は夜が明けるころまでかかりました。

しかし、現金のパワーは強いですね。みんな開票終了時ヘトヘトだったのですが、日当1万4000円(税別)が配られると場が明るくなって、少し笑いました。

開票作業に当たった500名のスタッフさん、立会人のみなさん、本当にお疲れさまでした。

↓なお、新宿区ではHPで票の分類を公表しています。↓

https://www.city.shinjuku.lg.jp/senkyo/r07_sangiin_tosenshutsukekka.html

 

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