渡辺みちたか(自民党・新宿区議会議員)official blog

新宿のミッチー。新宿区議会議員(自民党)。1985年12月生まれ。「渡辺ミッチー」こと渡辺美智雄・元副総理の孫。慶応義塾高等学校・慶応義塾大学・同大学院卒業。中小企業勤務、国会議員秘書を経て新宿区議会議員(2期)。会派は自民党区議団。

よだかれんさんの話

参院選関連の日程がどんどん舞い込んで忙しくなってきた。
今回の参院選でビックリしたのは、新宿区議会議員のよだかれんさんがれいわ新選組から出馬を表明したことだ。
N国からは同じく新宿区議会議員だった松田みきさんも出馬予定だし、新宿区議会出身者が2人もエントリーしている。
今期の新宿区議会議員は転出者が多く、吉住はるお、三雲たかまさ両名が都議選に、そして今回の参院選は松田、よだの二人が手を上げている。
こういう転出、鞍替えについてはしばしば「任期の途中で~~」と批判されがちだけど、私はむしろ新たな挑戦をするんだなとポジティブに感じる。
鞍替え出馬をすると区議は失職するわけで、それなりのリスクを取るわけだし、自分自身区議をやっていて、都政の壁、国政の壁みたいなものを感じることがある。こういう壁を取り除きたいと思うなら、それぞれの議会に挑戦するのは悪いことではない。

さて、よだかれんさんの話。
彼女とは新宿区議の当選同期(2019年初当選)で、本会議場での席が隣というだけの関係でさほど濃い付き合いをしたわけではない。
思想信条も、彼女はかなりリベラル(議会内では共産党と同じ態度になることが多かったと思う)で、コンサバな私とはだいぶかけ離れてた。

それでも彼女に悪い印象は全くなく、むしろ新たな挑戦をきいて、何となく頑張れよと応援したくなってしまうものを感じる(私は選挙区も比例も自民党候補を全力応援するので、当然彼女を応援することはできないし、しない)。彼女は元ダンサーということなのか自分の見せ方を知っていて、議場での質問や討論に立つときは常に堂々とした振る舞いで、格好がいい。「かれん劇場」なんて陰でいっていた。また、本会議場の自席で他のすべての議員の代表・一般質問を聞いて熱心にノートにメモを取っていたのが印象深い。議事録は後でいくらでも読めるので、ここまでする議員はあんまりいない。
LGBT政策に強い興味関心がある彼女が、政策や信念を実現させるのであれば、新宿区という基礎自治体ではなく国政なんだろうと思う。

今回、彼女は出馬による自動失職を待つことなく退路を断って(5/20辞職)挑戦を決めた。本選では全国のマイノリティ票をかき集め、国会でかれん劇場を繰り広げられることを祈っている。

戻ってくんなよ。