医療従事者に続き、高齢者のワクチン接種が4月から始まる。医療従事者以外の住民のワクチン接種は自治体が責任をもって行う決まりだ。区では約16億円の経費を計上して行う。
いつワクチンを打てるのか
新宿には4月19日週に975人分の住民用(高齢者用)ワクチンの第一便が到着する。翌4月26日週にも届くが量については「都内全市区町村に1箱(487人分)」という伝達がある状況で、一箱にプラスアルファがあるかははっきりしていない。翌5月以降の到着情報についてはまだ区には伝えられていない。
4月中に届くのは約1450人分ということを考えると集団接種の開始は少し先になる。ワクチンの第一陣、第二陣(計1450人分)は特養など老人施設に入居している方(区内に約2000人いる)から打つのが合理的なのではないかと思う。
街で「いつ接種できるのか(いつ接種クーポンが届くのか)」と聞かれることがあるが、区にいつどのくらいの量がわからないのでお答えしようがない。以下は推測だが、河野太郎大臣が「5月上旬に医療従事者48万人分のワクチン手配が終わる」と発言しており、この発言通りに進めば、最短で5月中旬から本格的に住民用のワクチン手配が全国的に始まるのではないか。
近くの医院で打てるのか(個別接種)
現時点で区は地域センターと元気館で集団接種を行うと発表している。新宿区には大きな病院(大学病院や国立病院、JCHOなど)もあるので、こうした場所でもできるように連携・提携に期待したい。
一方で、街の身近な医院(クリニック・診療所)で接種する個別接種については調整中で、(具体的な中身を調整、というよりも前の段階のようだ)今しばらくお待ちいただきたい。
打つまでの流れ(現時点の想定)
厚労省によるワクチン接種までの流れを紹介する。まず住民票住所にクーポン(チケットのつづり)が届く。それを見ながら電話やウェブで予約をする。この時点で1回目の接種の会場・日時が確定。
(集団)接種会場では医師の予診を受けたのち、ワクチン接種を行い、副反応を考え待機して完了。クーポンに接種済みの記録がされ、2度目の接種の予約をする。
2~4週間後(ワクチンの種類によって異なる)2度目の接種を1度目同様に行い完了という流れを想定している。
まだお伝えできる部分が少なく心苦しいが、積極的に今後も情報を共有していく。