新宿区では7/20に40-50代の集団接種の予約開始が始まり、およそ10分で予約受付が終了した。この予約は8月下旬の接種で、受付枠数は5000だった。
新宿区でもワクチン供給の遅れが響いている。先日7/7に20-30代の集団接種の予約が始まり、対象者約11万人に対してこの日の枠数は7800で、即日満席となった。その後予約枠が追加されることなく、20-30代対象者約10万人が残ったまま今日40-50代(約10万人)の予約が始まることになった。予約枠数も5000ということで20万分の5000というプラチナチケットになってしまった(対象者「20万人」の中に職域接種や大規模接種で打っている方もいるので実際はもっとすくない)。
今回8月の集団接種の5000という枠数は、そもそも区に24箱(概算2万4000回分=1万2000人分)しか供給されないのが主因だが、以下の点も関係している。
- 2回目迷子の方の救済
隣区のクリニック等で個別接種をした際、1回目は打てたが、2回目に予約取り消しになってしまう方が最大数千人いる(実数不明)ということで、この2回目の行き場のなくなってしまった方も区の集団接種で対応する。(8月のワクチンの中から数千回分を確保する必要があった)
※7/21追記⇒区民の方で、新宿区内のクリニック等で個別接種(1回目)を行い、2回目の予約を取り消された方は、クリニックで対応できる場合はクリニックで、クリニックで対応できない場合は集団接種で対応しますので、まずは区コールセンターへご連絡ください。(ご指摘ありがとうございました。)
区新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター
番号:03-4333-8907 (または0570-012-440)
★お電話番号をよくご確認いただき、かけ間違いの無いようご注意ください。
- 個別接種への供給
区に供給されたワクチンの中から区内のクリニック等で行っている個別接種分を供給している。区ではワクチン供給の減る8月も個別接種分は極力減らさず渡したいという意向があるようだ。クリニックの話を聞くと、ワクチンの配分に増減があると事務まわり、運用まわり(ワクチンの共有に合わせて予約を制限したり、増やしたり、連絡したり)が大変とのこと。たしかに供給が不安定だからおこる部分を調整しやすいのは体力のある、マンパワーのある区自身だろう。つまり、区はワクチン供給が減っている分はなるべく集団接種分で吸収する方針だ。
以上の点もあって集団接種の枠は9月まで限られてくると思う。
予約をとろうと思ってもとれない方が多く、ご不便をおかけします。どうか職域接種、大規模接種にアクセス可能でしたらご検討していただきつつ、お待ちください。
(そもそも自治体に入ってくるはずだったモデルナワクチンを職域接種、大規模接種に取られすぎなのでは?とも思う。)