渡辺みちたか(自民党・新宿区議会議員)official blog

新宿のミッチー。新宿区議会議員(自民党)。1985年12月生まれ。「渡辺ミッチー」こと渡辺美智雄・元副総理の孫。慶応義塾高等学校・慶応義塾大学・同大学院卒業。中小企業勤務、国会議員秘書を経て新宿区議会議員(2期)。会派は自民党区議団。

新宿区長・吉住健一さんの話 その2

 吉住健一区長は与謝野馨さんの秘書から区議2期、都議2期を経て区長になった。叩き上げ、党人派というやつだ。私が区議に挑戦する際、何人かの知り合いに「もし国会議員を目指しているなら区議はやめた方がいい。いきなり国政に挑戦した方が絶対になりやすい」というアドバイスをもらった。私は国政志向は無いので、アドバイスに従うことはなかったが、区議になってから(他の自治体を含めて)まわりを見てみると、自民党の中で市議から県議になる、または県議から国会議員や首長になる、というのは確かにハードルが高い。よほど能力が高いか、よほど運が強いか、はたまた両方必要だ。

 そういう意味で吉住健一区長のキャリアをみると、なかなかすごい。議員秘書から引退する区議(血縁関係なし)の後継指名を受けて区議になったのは、地元区議や地域との信頼関係があってできることだし、2007年の都議選で自民現職1名に加えてもう一人自民党から出そう、という話になったときには、9人いる区議の中から選ばれた。3期目が期待されていた中山弘子区長が勇退するときも、自民党的にはいくつかの選択肢があったが、このときも吉住健一都議(当時)の擁立に決まった。ひとから担がれるほどの能力と実績をもちあわせてキャリアを積んできた。

 この「担がれるほどの能力と実績」のうちに含まれるか微妙なところだが、吉住区長はとにかくマメに機会を作って人の話をよく聞く。区長になった今でも、地域の会合やイベントには小さい会でも出席するし、地元の居酒屋やメシ屋に行くと、先日区長が来たよと教えてくれる。区民の前にマメに顔を出す、そして話をきく。吉住健一区長は区民の声をじかに聞いている区長なのだ。本音を言えば、こうした区民の声をじかに聞いて区政に反映させていくことは我々議員の本業なので、区長は私たちの仕事を取らないでほしい(存在意義にかかわる)。とまあ、さすがにそれは冗談として、それほど吉住区長が区民に身近なのは間違いないし、区長も直に声を聞いているから街の中の話にとても精通している。「え、区長、なんでそんな話を知ってるんですか!?」と、これまで何度思ったかわからない*1。そうした区民の声を聞く活動を日々しつつ、執行機関の長として区政に取り組んでいるのが吉住区政の特徴だ。

 ひとつ、例を紹介したい。吉住区政のこの3年間はコロナ対応に追われたが、その一つに歌舞伎町の対応があった。この件について、作家・芸術家の辻仁成さんがホストクラブ経営者の手塚マキさんにコロナ禍での歌舞伎町についてインタビューをしており、記事の序盤に吉住区長が登場する。この仕事ぶりに吉住区長の人柄と、自ら話を聞きに行くフットワークの良さがわかるので、是非読んでほしい。

 なお、この話は2年前の決算委員会で、区側の対応と合わせて取り上げさせていただいた。

「5月末に歌舞伎町の感染状況について新宿保健所から区長に相談があり、6月2日に手塚マキさんと面会をして、その翌日の6月3日と4日に歌舞伎町のホストクラブのおもだった方々とお話をした。そして信頼関係を短時間に築いて、6月18日に「新宿区繁華街新型コロナ対策連絡会」を立ち上げた。この未知のウイルスに対して、とてもスピーディーによく対応をしていただいたと私は思っています」

2020年9月 新宿区議会決算委員会での発言より

吉住区長の現場重視の姿勢は今後も続けてほしい。

 さて、11月6日から新宿区長選挙が始まっている。投票は、区民目線で現場主義の区長、吉住健一へ!

 

関連記事:吉住健一 区長のはなし その1はこちら

*1:そりゃ1期目の区議と、この道20年の区長じゃ勝負にならないのはそうだけどさ。