渡辺みちたか(自民党・新宿区議会議員)official blog

新宿のミッチー。新宿区議会議員(自民党)。1985年12月生まれ。「渡辺ミッチー」こと渡辺美智雄・元副総理の孫。慶応義塾高等学校・慶応義塾大学・同大学院卒業。中小企業勤務、国会議員秘書を経て新宿区議会議員(2期)。会派は自民党区議団。

【4.23まで禁酒】チャレンジ2週間経過

 新年会シーズンも終わり、健康づくりと祈願成就を兼ねて禁酒をしている。仕事柄、酒席の機会も多く、酒席もお酒も好きなので禁酒しても続かないだろうと思っていた。当然、禁酒をしていると公言したくなかったのだが、家内が本気でやるなら周りにも伝えるべきだと言い、思い切ってTwitterで宣言をしてみた。宣言の効果は高く、「飲んでしまい、日数がリセットになりました」とTwitterで報告するのが嫌で、消防団のお祝いの会でも、楽しみにしていた仲間との会食でもお酒を飲まなかった。会合自体は十分楽しめたので、案外お酒がなくても大丈夫なのかもしれない。

 お酒を飲まずに2週間たって体の変化も感じている。朝すっきり起きれるし、体の倦怠感もない、政治活動に関してのやる気もある。夜にストレッチや腕立て伏せができるようになった。選挙までこのまま続けていきたい。

 これまでのお酒との付き合いは、区議になってからは会食など酒席が毎日のようにあり、コロナ禍で会合がなくなってからも、なんとなく家で晩酌をするようになった。昨年の秋くらいからはコロナ前に戻ったくらいのペースで会合・会食があり、ぐんと酒量が増えた。外でも家でもこの4年間はほぼ毎日飲んでいたことになる。晩酌ではビール350ミリ缶で2本程度だが、会食の時は大体2次会3次会まで行く。2次会などでウィスキー(バーボン)が飲めるところに行くとストレートで3-4杯飲むので、これだけでアルコール量60gで多量飲酒である。

 で、2月、禁酒を始めると3日目くらいからときおり頭がズキズキ痛み、就寝中に夜中に目覚める(そして汗をかいている)症状に襲われた。ネットで調べたところ典型的なアルコールの離脱症状のようで、私はどうやらアルコール依存(のはじまり)だったらしい。常に血中にアルコールが入っている状況が続いて、アルコールが切れると体が異常を訴えるのだ(発汗や頭痛)。「4年間も毎日飲むから」なのか、「たった4年で」なのかは判断の分かれるところだが、とにかく4年の生活で知らず知らずにお酒に依存する体になってしまったようだ。幸い今回の禁酒は自分の意志のみで続けられているが、もしこの生活を続けていたらどんなことになっていただろうと思う。禁酒2週間たった今でも頭痛は続いており、ネット情報によると1年くらいは続くらしく、お酒は恐ろしいとつくづく感じている。

 とにかく選挙の終わる4月23日まではこのまま頑張るとして、その後はどうすればいいかと迷っている。政治家と酒席は切っても切れない関係で、機会は山のようにある。日本は酒席で信頼関係を構築する文化で、私自身も酒席で仲良くなることを得意としている。酒飲みからすると、酒席に同席しても酒を飲まない人はなんかちょっと距離を感じる(だろうかと思う)ので、これまでの通りのやり方ではいかない。だとすると、酒席に替わる信頼関係を構築する場を作らねばなるまい。会食時だけ酒を飲む、それもほどほどに、という選択肢もあるが、自分の性格を考えると飲み始めたらトコトンまで行ってしまうし、結局毎日会食の予定をいれてしまって全く意味をなさない。それにお酒を控えている今、手に入れているこの精神と体の快調感を手放すのは惜しい。

 禁酒というと「我慢してお酒を飲まない」というネガティブな表現に聞こえる。しかし海外では近年ソバーキュリアスという言葉で禁酒をポジティブにとらえることが始まっている。「お酒を飲まない時間で、もっと有意義な時間を過ごす」ということだ。

 酒好き、酒席好きの私がいつまでお酒を控えられるかわからないが、控えている間はソバーキュリアスで、ストレッチや筋トレをしたり、本を読んだり、家族と話をしたり有意義な夜を過ごしたい。

 

お酒関連短歌

◆一月は箸につまんだ奈良漬けを我と重ねてくすくす笑う

◆会合後なんだかんだと理由つけもう一軒を清人さんと行く

◆健康と祈願成就の二兎を追い一念発起始める禁酒

◆飲まぬとき頭が痛み調べれば酒に頼っていたことを知る