菅政権では7月までに65歳以上の(希望者の)ワクチン接種を終えるとしていた。新宿区でもこの方針を達成すべくせっせと準備をし、ワクチン接種を進めてきた。
その結果、7月27日時点で65歳以上の80.0%(55,600人)の方が1回目接種をおえ、2回目を終えた方は72.1%(50,100人)となっている。2回目接種に関してはVRS(ワクチン接種記録システム)への入力のディレイを考えると実際はもう少し高いだろう。(医療機関によってはVRSへの入力が数週間遅れることもあるようで、7月末の接種状況の正しい数値はもう少し時間がかかる。)
この8割の方が1回目接種を終えたという状況は、ポジティブに評価していい。見方によっては20%が未接種ではないかと思うかもしれないが、様子見したいという方、接種を希望しない方もいるし、集団免疫的にも8割というのは免疫獲得に近い数字だと思う。もちろん希望者100人のうち100人が接種できたとは限らないが、8割という数字は65歳以上の希望者ほぼ全員が接種できた、あるいは2回接種のめどがついていると言える状況だ。「受けたい人はほぼ受けられた」のではないだろうか。
この間、区とも何度も意見交換をし、希望者全員にワクチン接種できるように推進していたが、区も実際の接種の着地点については7-8割の方になるだろうと考えていたように思う。そう考えると80.0%の方が接種しているというのは上々の結果なのではないだろうか。(もちろん接種会場に行けずに打てていない、申し込み方法がわからず打てていないという方へのフォローは今後もかかせない。)
ワクチン供給が主因となって8月9月の接種に課題が残っているが、高齢者接種に引き続き、65歳以下の方々の接種でも一人でも多くの方がスムーズに接種できるよう動いていく。