新宿区では待機児童が二年連続でゼロになり、保育園については全く預けられない状況はなくなっている。むろん、人気のある園は相変わらず高い点数が必要だが、希望者数と定員数でみると供給ができている状態だ。
このグラフを見てほしい。
10年前、保育園の入園希望者1512人のうち、176人が待機児童になっていた。実に11%だ。区は保育園緊急整備担当副参事なる課長級のポジションを作って、待機児童解消を目指し、その結果、ゼロになった。いい仕事をしたと思う。一方で少子化が想定以上のペースで進んでおり、近い将来、定員の減や民設の保育園の撤退のような、これまでと真逆の課題が持ち上がってくる可能性がある。また、保育園に通っていた子どもたちが小学校に入学し、今度は学童クラブに入れない子どもが出てきている。現在、区はこの課題に対応を進めており、私も後押ししていく。なお区では来年度、11の学童クラブで定員を増やし、計142人分受け入れを増やす方針だ。定員を増やす学童クラブは以下の通り。
信濃町:80→81
細工町:100→124
東五軒町:100→102
榎町:50→51
薬王寺:80→113
富久小内:55→62
富久町:45→46
東戸山小内:80→101
落合第一小内:110→111
西落合:80→130
北新宿第一:45→46
11園合計:825→967